渚司令とはだれなのか
今作で登場した個人的に最も大きな謎について触れようと思います。正直初見の時は「は?」っていう感じでマジで意味がわからなかったです。
このシーンアディショナルインパクト時のカヲルの回想にて登場したものです。このシーンの場所は見たかんじネルフの司令室。でしたよね。そしてそこにいるのは加持さんとゲンドウと同じ司令服を着た渚カヲル。加持さんの口からはカヲルは渚司令と呼ばれていますし、円環の物語について触れられていました。そこで登場した新単語として生命の書がでてきましたね。話は逸れますがシンジは生命の書に名を連ねていたそうですね。
では、このシーンは何なのでしょうか。これについて色々な考察が立てられますので、自分が考えた説をいくつか紹介したいと思います。
まず1つ目。空白の14年間の中の一つの記憶であるという考え方です。結構シンプルな考え方になります。加持さんとカヲルの目的が合致するのであれば可能性としてはヴィレが関係してくると考えられます。そして、アンチLシステムについてや(裏)死海文書についても加持さんは知っていました。加持さんはどこからその情報を仕入れたのでしょうか。アンチLシステムに関しては人類には知り得ない情報ですからゼーレもしくはカヲルから仕入れたと考えるしかないです。
仮にカヲルと加持さんが関わるとすればカヲルが本来ヴィレの司令だったもしくはゲンドウ不在の間の代理を任された存在である可能性もあります。もし仮に後者の場合なぜカヲルがゲンドウのフォースを止めようとしたことに合点がいかなくなりますが…
そして2つ目、別のループ内でのカヲルと加持さんの会話ではないのかという考え方です。
今作で当シーンが流れた際、新劇場版では一切登場していないシーンが数多く流れました。カヲルだけでなくアスカにもありました。例えば「第3新東京市の夕焼けの浜辺でのカヲルとシンジの会話」これはテレビ版や旧劇で登場したシーンで新劇には一度も登場していません。これは気持ち悪いエンドの赤い浜辺のアスカも同じですよね。これらのことからも回想シーンは少なからず新劇場版のシーンには限られないようです。精神(魂)という面ではどれも一緒ですが。そうなると考えられるのは「別の世界での加持さんとカヲルの会話」という説です。新劇の世界は「円環の物語」です。そして、カヲルが記憶を引き継いでいることからも少なからず少しずつ各物語では内容が異なると考えられます。もしかするととあるループのカヲルは途中で一度ネルフの司令になったのかもしれませんね。これに関しては根拠もあまりないのでうまく説明できません…
まとめます。
渚司令とは
①空白の14年間でカヲルと加持さんとの関わりがあった。その際加持さんはアンチLシステムなどの情報を得た。
②別の「円環の物語」の一つのシーンである可能性。カヲルの他の回想やアスカの回想を見ても必ずしも今シリーズで語られている”物語”の一つではない可能性がある。
と考えています。
今作で最後の最後で出た謎のシーンこれは資料集などが出るのを待つのがいいのかもしれません…
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