アダムスの正体とは#1

新劇場版でアダムの立ち位置で登場したアダムスと呼ばれる生命体。

こいつらです。こいつらの正体とは何なのでしょうか。

まず聖書を開いてみました。ヨハネの黙示録にてこれらに近しい存在が確認できます。引用します。


ヨハネの黙示録9章14節


”その声は、ラッパを持っている第六の天使に向かってこう言った。「大きな川ユーフラテスのほとりに繋がれている四人の天使を離してやれ。」四人の天使は、人間の三分の一を殺すために解き放された。この天使たちは、その年、その月その日、その時間のために用意されていたのである。”


このように書かれています。下線部を引かれている部分に着目すると、アダムスについて明確に書かれています。

・セカンドインパクトで現れたアダムスは4体だということ

・セカンドインパクトによって人類の3分の1が死滅したということ。

十分ですよね。もうここで登場している4人の天使がアダムスと言っても良さそうなくらいです。ではこの4人の天使の正体とは何なのでしょうか。

以前私はアダムスの器の元ネタについて考察しました。アダムスの器の元ネタは黙示録の四騎士です。アダムスも黙示録の四騎士になぞられているのではとも考えられます。

それ以外にもこの4人の天使は堕天使だと考える説もありますが…ここではどっちだと断言できません。


アダムスの器とネルフ艦隊はそれぞれカラーリングが合致していると以前説明しました。となるとアダムスの器とネルフ艦隊はペアのような存在のようです。

mark9aがヴンダーを取り戻しに着ているということからもネルフ艦はどうも代用が効かないようです。そしてマリのセリフではネルフ艦隊に対してアダムスたちと呼んでいます。どうもネルフ艦隊がアダムスなようです。ではアダムスの器とは?アドバンスド綾波シリーズとは?という疑問が浮かんできます。


次にシンエヴァでのアナザーインパクトでのアダムスについてみてみましょう。

僕は3つが合わさって初めてアダムスとして活動できるのではないかと思っています。

セカンドインパクトの際に現れたアダムスたちはセカンドインパクトの結果何かしらの形で力を失ったのではないでしょうか。旧劇ではアダムはセカンドインパクトの結果還元されていました。それによって単体としては力を失っていましたよね。

ということはアダムスと呼ばれたネルフ艦単体では本来の力を発揮できないのではないでしょうか。この三つを合わせることで本来の力が発揮できるということになります。

※アドバンスド綾波シリーズはアダムスの器の贄と呼ばれていました。綾波シリーズはアダムスの器の贄なのでアダムスに関しては関係ないかと思います。

となると、綾波シリーズと一緒になったアダムスの器+ネルフ艦=完成形アダムスになるのではないでしょうか。だからこそネルフ艦隊はオップファータイプ搭載型なのではないでしょうか。


これらのことを抑えた上でアダムスの正体とは何になるのでしょうか。

・アダムスの元ネタは第六の天使によって解き放たれた4人の御使(黙示録の四騎士の可能性もあり)

・完全体アダムス=オップファータイプのエヴァ+アドバンスド綾波シリーズ+ネルフ艦隊

ということになります。

こう考えるとアダムスは神の管理下にあるようです。となると…?

第一始祖民族の管理下ということになるのでしょうか。アダムスの正体と言えるかはわかりませんが、旧劇などで登場したアダムとは全く違う存在になりそうです。ゲンドウは「我々ではない何者かが六本の槍とアダムスをこの地に残していった」といっていましたよね。アダムスってこのセリフからも”誰か”の管理下にありそうです。その立ち位置に着くのは新劇場版での第一始祖民族ポジションにある生命体ではないでしょうか。新劇場版では使徒が正確にどこから来たということは明言されていません。なのでもしかするとですが、アダムスと使徒は全く違う存在なのかもしれませんね。


そして次に出てくる疑問点。これに関しては本当に考察とは言えません。

冬月のセリフ「擬似的なリリスの再現」

は?意味がわからん。

アダムスと黒き月を利用した擬似的なリリスの再現?どゆことよ。

先ほどアダムスは使徒とは全く違う存在だと言いました。もし第一始祖民族が新劇場版でも存在していた場合、リリスも使徒とは全く違う存在なのかもしれません。

なぜアダムスを4体も使用してリリスを再現しようとしていたのでしょうか。アダムスとリリスには何かしらの強いつながりがあるのは確かなようです。アダムスとリリスは完全に似て非なる存在ではありますが、出生は同じところだからこそアダムスからリリスが再現できるのかもしれません。ここに関しては本当にこれからの話となります。以後もし新情報があれば…というレベルの話になりそうですね。


まとめます。

・アダムスの元ネタはヨハネの黙示録で描かれた第六の天使に解き放たれた4人の御使(堕天使、もしくは黙示録の四騎士)。どちらにせよ天使とは似て非なる存在である。→アダムスは使徒という枠組みの中に囚われている存在ではなさそうである。

・アダムスは旧劇やテレビ版で登場した第一使徒アダムとは全く違う可能性がある。

※もしかするとこの4人を管理していた第六の天使が第一使徒なのかもしれない=カヲルの魂の本来の持ち主。

・↑のことからもアダムスは誰かの管理下にあると言える。第一始祖民族などの”神様”ポジションの生命体の管理下にあるのではないだろうか。

・アダムスはセカンドインパクトで力を失った?→だからこそ器と綾波シリーズが必要である。

・擬似的なリリスの再現に関しては全くわかりませんでした


アダムスの正体に関しては円盤や、何かしらの設定資料が出た際にこれよりも細かい考察ができるかと思います。





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