アスカとケンスケの関係
アスカが「ケンケン」と呼んで一緒に暮らしていたところで僕は絶望のドン底に突き落とされました。ですが、少し不審な点があったので考察していこうと思います。あくまでも可能性です。
少し不思議に思った点を列挙します。
・アスカは「ケンケン」なのにケンスケは「式波」のまま
・いくらシンジでも恋人の裸見られたらちょっとは慌てるはずでは?(大人の余裕?)
・アスカの回想シーンでのケンスケの立ち位置とは
・シンジからの一言
上二つは各個人それぞれの感じ方があるのであまり参考にはならないかと思います。
なので、アスカの回想シーンに焦点を当てて話そうと思います。
まず、アスカの求めていたこととは何だったのか。これは本人の口から話されています。
「自分に居場所を与えて欲しかった。自分を認めて欲しかった」という本音が漏れていました。その例としてあげられたのが「誰かに頭を撫でて欲しかった」ということでした。
アスカには父も母もいません。クローンですから。自分の居場所を見つけるために、自分を保つために嫌われてでも這い上がってきました。アスカの「一人で生きていける強い心と体を」という言葉からもその決心の強さは伝わってきます。しかし、そうやって誤魔化しても本当は親の愛情が欲しかったのではないでしょうか。上記の誰かに頭を撫でて欲しかったと言ったシーンでは幸せそうな碇家が写っています。アスカが本当に求めていたのは親の愛情ということではないでしょうか。
アスカは旧作でも人形を親のように大事にしていました。人形を使って自己啓発をしているという感じでしょうか。それは今作でも同じです。そんな保護者のような人形の着ぐるみの中から出てきたのはケンスケでした。人形はアスカにとって親のような形だったと考えると…となりました。
結論、僕の中で出てきた考えとしては
アスカが求めていたのは親の愛情で、それを与えてくれた( 「式波は式波だよ」という言葉をかけてくれた)ケンスケを親のように慕っているのではないでしょうか。
ケンケンとは、親をお母さんと呼ぶような感じと一緒なのではないでしょうか。
親子関係のような形であれば、不審点であげた上二つのことにも筋が通るのではないかと思いました。
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