(※小冊子あり)短編考察:マリの言葉

小冊子についての考察になるので、まだ読んでいない方はこの考察を読むのはお勧めしません



<ネタバレ対策>




さて、今回触れるのはマリの真意について。短編なので全然深くないです。

小冊子はエヴァQの冒頭の直前の物語になりました。

マリとアスカの対話が主になりました。今作中盤あたりで語られたアスカのシンジへの想いも描かれていましたね。


本題に入ります。小冊子でのマリのセリフ(歌)を見てみましょう。

ぬばたまの 夜渡る月に あらませば 家なる妹に 逢いて来まし

万葉集に掲載されている和歌になります。


現代語訳すると

暗い夜の空を渡る月が明るく輝いてくれていたら、あの方の姿をもっとよく見られたものを。
夜空を渡ってゆく月を見て、 もう幾夜経(た)ったかと数えながら、 いとしい人は わたしを待っていることだろう。

という意味の句になります。


・ちょうど描かれている時間帯が夜であること

・アスカ(とマリ)は月を眺めていたこと。 ※眺めていたのは主にアスカ

・作中中盤から終盤のアスカからシンジへの告白

・マリは作中度々アスカの心情を代弁している


ことからこの句はアスカの心情を表したものなのかもしれませんね。


するらふんの頭の中

するらふん と申します。 ここではエヴァの考察をメインにさまざまなものを投稿しています。よければ読んでいってください。

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