マリさんあなた何者? #3

今回は#3になります。過去のマリの考察を見た上で読んでいただくことをお勧めします。↓



今回は少し踏み込んだ考察になります。今回は聖書からのマリについて見ていこうと思います。


今回引用する箇所はシンエヴァの考察でお世話になっている「ヨハネの黙示録」それの12章です。ここのタイトルは「女と竜」です。重要になる箇所を引用します。

1節:天に大きなしるしが現れた。一人の女が身に太陽をまとい、月を足の下にし、頭には12の星の冠をかぶっていた。
3節:また、もう一つのしるしが天に現れた。見よ、火のように赤い大きな竜である。これには七つの頭と十本の角があって、その頭には7つの冠をかぶっていた。

さて、この一見あまりエヴァと関係のなさそうな箇所です。

これは後の箇所を合わせることでエヴァらしさを大きく表します。

次に引用する箇所はヨハネによる黙示録 17章 「大淫婦が裁かれる」

3節:そして、この天使は”霊”に満たされたわたしを荒れ野に連れて行った。わたしは、赤い獣にまたがっている一人の女を見た。この獣は、全身至るところに神を冒涜する数々の名で覆われており、七つの頭と十本の角があった。
7節:すると、天使がわたしにこう言った。「なぜ驚くのか。わたしは、この女の秘められた意味と、女を乗せた獣、七つの頭と十本の角がある獣の秘められた意味とを知らせよう。

ここに登場する赤い獣とは12章にて登場した火のように赤い大きな竜という説があります。この2つの箇所をシンエヴァに当てはめてみましょう。どのシーンに当てはまるのでしょうか。

それは、アナザーインパクトです。


火のように赤い大きな竜をエンジェルブラッドを使った弐号機に当てはめることができます。

そしてそうなると17章にて登場した大淫婦をアスカと置き換えることができます。

そうなると残っている「女」とは一体誰なのか。もちろん第13号機になります。

あれ?マリは?と思った方がおられると思います。

マリは後の箇所にて登場していると考えています。

「ヨハネによる黙示録17章第11節」

以前いて、今はいない獣は、第8の者でまたそれは先の七人の中の一人なのだが、やがて滅びる。

と書かれています。もし仮に先の赤い大きな竜をエヴァ弐号機とするなれば他の獣も自然とエヴァになります。そうなると第8の者とされるのはエヴァ8号機。すなわちマリの機体であり、聖書におけるマリの立ち位置になると思っています。マリが8号機に乗っている以上、マリと8号機は「=」でつないで問題ないと考えています。


ここで過去考察と本当に大きく繋がることになります。

主に僕の考察の中で最も長編になったカヲルくんに関する考察。それの#2になります

ここでは私はカヲルくんの立ち位置を聖書に置き換えた場合、カヲルくんはイエスになるという考察をしました。そして今回登場した獣たちはどれも神(天使たち)とは敵対しています。

このことからも獣たちをエヴァとおいて問題ないかと思います。


マリ含め特にアスカなどは罪人のような立ち位置になるようですね。「エヴァの呪縛」やチョーカーの「贖罪」としての目的などパイロット達にまつわるものが罪に関係していたのはそういうことなのかもしれません。

そうなると、神への儚きレジスタンスというゲンドウのセリフにもすこし多くの解釈が生まれるように感じます。


まとめます。

今作でのアナザーインパクトではマリはほぼ常にエヴァに乗っているので聖書内でのマリの立ち位置をエヴァ8号機の立ち位置と同じとする。

(修正)エヴァ弐号機は、ヨハネの黙示録に登場する赤い大きな竜になる。

先述の内容から行くと、エヴァ弐号機が赤い大きな竜になるのであれば、同様エヴァ8号機もその中の一人で、17章にて登場した「第8の獣」なのではないか。

すなわち、神に対抗した者達がエヴァではエヴァパイロット達に置き換えられている。

と考えました。


結局コンシリーズも4部作となりました。最後まで読んでいただけるとありがたいです。よろしくお願いします。

するらふんの頭の中

するらふん と申します。 ここではエヴァの考察をメインにさまざまなものを投稿しています。よければ読んでいってください。

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