マリさんあなた何者? #1
今回触れるのはマリさんについて。以前「マリはクローンか否か」という考察をさせていただきました。それの延長線上の考察のような形になるかと思いますがお付き合いください。
さて、マリは様々な説が飛び交っています。どれも魅力的で説得力があり、面白いものばかりで正直この考察を書くかは悩みましたが。
まずここではマリが果たして人間なのか人間でないのかについて話そうと思います。
①マリはクローンではないのか
エヴァではクローンという存在が数多く存在します。一番有名なのは綾波レイ。通称綾波シリーズと呼ばれていました。肉体は死んだら交換。記憶はほぼリセットされるが魂は使い回しでした。
そして次にアスカ。「式波ロット」と呼ばれています。アスカ自身が知っていることからも何かしらの形で自分がクローンであると気づいたみたいですね。彼女もレイと同じように全てのクローン達の記憶が一緒になっていたりするわけではないですし、オリジナルの記憶を並行して持っているわけではなさそうです。
これらのことから言えるのクローンは起動から消滅までの間のクローンの記憶はないということになります。
これをマリに当てはめてみるとマリはクローンである可能性も捨てきれないということになります。
話は逸れますが「地球五分前仮説」というのをご存知でしょうか。
世界が5分前にそっくりそのままの形ですべての非実現の過去を住民が「覚えていた」状態で突然出現した
という説です。これは過去というものが存在するということを示すことが不可能であるため一つの説としていまだに有力です。
これってクローンと似てませんか?
一番説明しやすいのはアスカなのでアスカで説明します。
アスカの回想ではアスカが「はっ」と目を覚ました場所(培養されていた試験管?)ではアスカの姿は幼児期のような体型はしておらず、14歳の姿でした。
僕にはあの試験管のような何かがQでのレイの入っていたもの↓
のように僕は感じられませんでした。あの装置はレイという個体を保つためのものなのでしょうか。(これに関しては知識不足です)
もし仮に上記の装置ではなく培養の装置であった場合も含めて「地球五分前仮説」を当てはめることができると考えています。
幼少期レイもありましたが、魂の入っていない器も魂の入っている個体と一緒に成長していきました。すなわちアスカもそれがあり得るのではないかということです。
アスカの幼少期の記憶はもしかするとオリジナルのアスカの記憶だったのかもしれないということです。魂の入っていない肉体に魂が入った時に、前のクローンとしての記憶が削除されてオリジナルの記憶のみが残っているのではないのでしょうか。
(アスカの場合は同じ個体が多数いて最も優秀な個体を選ぶみたいなことをしていたのでアスカの場合は最後の一文が省かれることになります。)
これをマリに当てはめてみましょう。
マリは過去に死んだという明確な描写はないですが、破での仮設5号機がじめてのエヴァ操縦。すなわちエヴァの呪縛にはかかっていなかったはずなのにずっとあの姿だったということです。
おかしいはずなんです。本来なら40近くに行っているのが普通のはずですから。しかし登場したマリは14歳の若い姿を保っている。
そうなるともしかすると14歳の頃に保存しておいた自分のクローンの肉体に魂を移したのではないのかということです。
彼女は研究者としての記憶を引き継いでいると考えています。その記憶をクローンに移したのが新劇場版でのマリなのではないでしょうか。
マリは他の個体があるのかはわかりませんがクローンであるということが考えられました。
僕はエヴァの呪縛にかかるきっかけを「エヴァとのシンクロ(神経接続)」であると考えています。しかし、マリは仮設5号機が初搭乗。そうなると若い肉体を保つにはクローンという選択肢が一番近いのではないでしょうか。
もちろんのこと、ユイのようにダイレクトエントリーをしたのではないか等、さまざまなことも思い浮かびますがそれを裏付ける根拠がないんです。そうなると僕はクローンが一番近いのではないのかなと思っています。
まとめます。
マリはクローンである可能性がある。
クローンはいわば「地球五分前仮説」のような存在であり、起動する前の記憶は常に持っている状態でスタートする。
エヴァの呪縛は「エヴァとのシンクロ(神経接続)」によるものだと考えた場合、マリが初登場した機体が仮設5号機なのでクローンが一番可能性があるのではないか
ユイと同じタイミングでのダイレクトエントリー説は決定的な根拠がない
と考えました。
また長々と続くと思いますが何卒よろしくお願いします。
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