Mark.6こと第12の使徒とは

新劇において登場したMark.6。その機体はゼーレのみで秘密裏に開発された機体で普通のものとは大きく異なるようです。この機体って結構謎ですよね。それに迫ろうと思います。


ゼーレはMak.6の紹介をちゃんとしてくれています。

我らの望む真のエヴァンゲリオン。その誕生とリリスの復活をもって契約の時となる。それまでに必要な儀式は執り行わねばならぬ。人類補完計画のために。

そしてゲンドウと冬月も紹介していますね。

ゲンドウ:真のエヴァンゲリオン。その完成までの露払いが、初号機を含む現機体の務めというわけだ。
冬月:それがあのMark.6なのか。偽りの神ではなく、ついに本物の神を作ろうというわけか。
ゲンドウ:あぁ。初号機の覚醒を急がねばならん

なるほど。ここで一応「露払い」という語句について触れておこうと思います。露払いとは

「貴人(高い地位の人)の先に立って道を開くこと。また、その役を務める人。転じて、行列などの先導をすること。」

だそうです。この話とその名称からもMark.6は他の機体とは格が違う機体だそうです。そしてその目的はサードインパクトの発動とフォースインパクト発動の手助けみたいな感じだと思います。今作では自立状態でドグマに投下されてサードインパクトをおこしてリリスの首を跳ねていました。パイロットなしで。これはおそらく内部の12使徒の影響だと思います。使徒がドグマを目指していたのとほぼ同じような原理だと考えています。


Qのアスカの発言から第12の使徒は一度殲滅されているそうです。その「殲滅」というのはおそらくサードインパクトの際にMark.6に突き刺さった槍によるものだと思われます。

このシーンです。

リリスの骸には二本の槍が刺さっていました。片方はリリス本体に、もう一方はMark.6ごと貫いていました。リリスのみを貫いているのはMark.6が持ちこんだ槍でしょう。

Mark.6こと第12の使徒はあくまでも「活動を停止していただけ」です。もうエヴァではないように思えてきました。やはり他の機体とはものが違います。


これは原画での建造中の様子です。ゴムカバーに覆われていて細かくはわかりません。

しかしこれからわかることは第12の使徒はMark.6本体ではない可能性があるということです。劇中で第12の使徒は体全体がコアであると言われていました。すなわちエヴァ本体にコアがある時点でおかしいんです。そうなると考えられるのは2つ。

①Mark.6のコアとして第12の使徒が稼働していた。

②Mark.6のどこかに第12の使徒が潜んでいた。

これのどちらかになります。これに関してはどちらかはわかりませんが僕は①の説を推しています。ダミープラグを挿入されたという考え方もありますが「自立型に改造された機体の成れの果て」とカヲルくんがいっていますし、どちらかといえば完全にエヴァ本体のみで活動できるということになります。

エヴァの最重要部分としてあるコアが使徒である場合、その機体が使徒と判別されたのではないでしょうか。

そして次にMark.6の光の輪についてです。Mark.6も初号機と同じように光の輪が発生していましたが初号機のものとは少し違うようです。これが冬月のいっていた「自らの手で」ということでしょうか。人口的にエヴァを神にしようとしたがやはりオリジナルには叶わなかった。ということでしょうか。擬似シン化とは以前、アダムスのような存在に近づくものであると話しました。すなわちゼーレはMark.6という機体をつかって擬似的にリリスもしくはアダムを再現しようとしていたということです。


さて、散らばった話をここで一つにまとめていきます。

Mark.6はゼーレのみで建造された真のエヴァンゲリオンで他の機体を露払いと呼称していることから零号機とかと比べて格上の存在になるそうです。そして、リリスと融合できていることからもリリスと近しい存在であることが確認できます。しかし、だからと言って同じとは言い切れません。今作で冬月が言っていた通り、アダムスを使って擬似的であってもリリスを再現できるということはアダムスもまたリリスに近しい存在であるということになります。だからこそ光の輪が登場した可能性があります。しかし、ゼーレがいわば人工的に神(ゼーレの呼ぶ神はアダムスやリリスの可能性あり)を再現しようとしたため初号機のものと比較して比較的小さく見えていた可能性があります。シンプルなサイズの問題もある可能性がありますがヴンダーの光の輪から見ても影響を及ぼす対象に合わせてサイズが変化するようなので光の輪が小さいのは人工的につくられたものだからという可能性があります。

第12の使徒はエヴァ本体ではなく、コアの可能性が高いです。第12の使徒全体がコアでした。エヴァ本体のパイロット変更の際にもコアユニットの書き換えといわれていますから、操縦にコアが大きく関わっているのは確かです。そしてそのコアが使徒であった場合、パイロットがいなければ事実上その機体が第12の使徒になれますよね。


まとめます。

Mark.6はリリスもしくはアダムスに似た存在(もしくはコピー)を素体としており、そのコアは第12の使徒によって構成されている。Qで槍が抜かれるまで「活動を停止」していたのは操縦者である第12の使徒が槍によって活動を止められていたから。

と考えました。

するらふんの頭の中

するらふん と申します。 ここではエヴァの考察をメインにさまざまなものを投稿しています。よければ読んでいってください。

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