エヴァの世界での神は?
エヴァの世界での神とは誰のことなのでしょうか。
Mark.6や第13号機が神の機体などと呼称されていますが、本当の神は誰なのでしょうか。
シンエヴァでは主に「ヨハネの黙示録」が物語の元ネタとなっています。これを証明するように黙示録の4騎士や赤い獣なども登場していますね。
神の容姿については第1章の13節から14節で描かれています。
燭台の中央には、人のこのような方がおり、足まで届く衣を着て、胸、胸には金の帯を占めておられた。その頭、その髪の毛は、白い羊毛に似て、雪のように白く、目はまるで燃え盛る炎、足は炉で精錬されたしんちゅうのように輝き、声は大水の轟のようであった。
と書かれています。シンエヴァの最終決戦は特にヨハネの黙示録が色濃く現れていますが、これに最も合致するものは何でしょうか。
それは
エヴァイマジナリーではないでしょうか。
確かにところどころ「違うんじゃないか?」と考えられるところは確かにあります。なので、作中からもその証明をしたいと思います。
1.アディショナルインパクト
ゲンドウがこのためにしたことは
①人を捨てること
②エヴァ第13号機と同化すること
です。当時最後のエヴァはエヴァ第13号機ですから、この機体が神であるといえるでしょう。しかし、ゲンドウはマイナス宇宙へ飛び込み、エヴァイマジナリーを使ってインパクトを起こそうとしました。
2.エヴァイマジナリーの意思
エヴァイマジナリーにあまり意思を感じませんでした。
かろうじてあり得るとすれば、ヴンダーの特攻を手で止めたところでしょうか。
それ以外は基本的に何も言わず抵抗もせずゲンドウの願いを叶えていたことからもエヴァイマジナリー自体に意思というものがないのではないでしょうか。
3.シンクロ=同化
エヴァのシンクロ率というものは同化と捉えることもできます。シンクロ率が上がりまくった結果、破ではシンジは初号機と同化していました。このことからもシンクロ=同化と捉えることができます。
これらのことから考えられることは、
エヴァイマジナリーはその願いを叶えるための能力を持った道具である。
ということです。
ゲンドウの願いを途中まで叶えていましたが、シンジの説得によりゲンドウは保管される側へと回りました。すなわちここで世界を自由に作り替える権利はシンジへと渡ったことになります。
しかし、シンジ単体で世界を変えられるのであれば、ゲンドウは人を捨てたり、エヴァ第13号機と同化する必要はありませんでした。シンクロ=同化とするのであれば、エヴァ13号機はゲンドウ、エヴァ初号機はシンジとすることができます。エヴァイマジナリーにその者の意思を伝えるためにはエヴァに乗っている、もしくはエヴァである必要があるようです。
しかし、シンジの補完の最初にエヴァ初号機と13号機は消滅してしまいました。結局最後まで残っていたのは同じマイナス宇宙にいたエヴァ8号機です。すなわちエヴァ8号機が最後にエヴァイマジナリーを使役できる存在であったというわけです。ではなぜシンジの願いをマリが理解できたのかというと、マイナス宇宙は人間の感覚器官では認知できないため、LCLが近く可能な世界を形成しているため、意思疎通はできます。なんなら「思う」だけで意思疎通ができるのかもしれません。
これであれば、最後の機体は神と同じ姿というオリジナルアスカのセリフにもつながるのではないでしょうか。
まとめます。
神とは「エヴァイマジナリー」のことである。
しかしイマジナリー自体に意志はない
エヴァイマジナリーの中にいた人物の意思が反映される
ゲンドウがシンジによって保管される側に=イマジナリーを使う権利はシンジに
イマジナリーは、エヴァ、もしくはエヴァに乗っているという条件がある
初号機は最初に消失したため、最後にマイナス宇宙にいたマリの8号機がシンジの願いをかなえた。
と考えました。
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