ネブカドネザルの鍵とは

今作でより謎の深まったネブカドネザルの鍵。本作ではゲンドウが使用していましたね。あの目の中ちょっと神秘的でした。おそらく破にて加持さんが持ってきたものを使ったのでしょう。果たしてネブカドネザルの正体とは何なのでしょうか。


今シリーズで登場したネブカドネザルの鍵をおさらいしておきましょう。

こちらです。その名の通り鍵と呼ばれていますから、右側の白と金色の部分が持ち手、鍵の部分が左側左側の人型の部分なのでしょう。ちょっと不気味ですよね。


「ネブカドネザルの鍵」を分解すると「ネブカドネザル」という言葉が出てきます。これはこれはネブカドネザル2世という人物を表していると思います。彼で有名なのはバビロン捕囚やバベルの塔の原型となったジックラト(聖塔)を建設した人物です。

彼のやったことはやはりキリスト教に大きく関わっていますね。ここではバベルの塔にフォーカスを当てて話そうと思います。


バベルの塔という有名な話があります。一応簡単に話すと、”昔世界中の人々は同一の言語を喋っていた。彼らは神をみたかった、神と同じところに到達したかった。だから塔を建設することにした。しかし、それが神の目にとまり神を怒らせ髪の災いによって人類は今のような様々な言語に分けられ、互いの言語がわからなくなったため塔が建設できなくなった”という話です。


この話でエヴァのネブカドネザルの話と主に関係があるのは「神に近づきたかった」という部分です。加持さんの言った「予備として補完されたロストナンバー神と魂をつなぐ道標」といっています。これらの部分はマッチしますよね。

そして今作でゲンドウが言っていた「この世の理を越えたことを書き込んだ」といっています。そして彼は使徒のような力を手に入れていました。使徒という存在はテレビ版などの設定を引き継ぐならば人類のもう一つの可能性でした。

ネブカドネザルの鍵とは神と魂をつなげることができる。それによって本来人類が得ることのできなかった生命の実を手に入れることができる。すなわち、まるで神(第一始祖民族)のような使徒と人類の両方の力を兼ね備えた=生命の実と知恵の実を手に入れることができる”ということではないでしょうか。ゲンドウの「神は全てを受け入れる」という発言からも彼が神のような存在に近づいたのは確かかなと思います。


そして次にネブカドネザルの鍵、ゲンドウが使ったロストナンバーとは何だったのか。

ロストナンバーということはこれは予備です。では、予備以外は誰が使ったのでしょうか。僕はゼーレなんじゃないかと思っています。本来加持さんがネブカドネザルの鍵を奪ってきたのもゼーレからです。となるとゼーレの面々が第一候補に上がるのではないでしょうか。Qのゲンドウとゼーレの会話を見ると「いくら魂の形を変えたとはいえ、知恵の実を与えられた生命体だ」と言っています。少なくとも彼らは魂の形を何かしらの形でかえ、モノリスという形になったのは確かです。以前の考察では私はゼーレの正体を第一始祖民族と仮定しました。それらのことから考えると、ゼーレの面々は本来あった姿を捨てモノリスという形に魂を定着させたということになります。そして、肉体の面での死からは逃れられたと思います。これもある意味この世の理から逸脱していることです。

ゼーレの面々は予備ではないネブカドネザルの鍵を使用してモノリスという形になったのではないでしょうか。


まとめます。

ネブカドネザルの鍵というのは「この世の理を超えたことを書き込める」すなわち第一始祖民族のよう生命と知恵の実を持った存在へともなれるものである。

ゼーレはゲンドウとは異なる理の超えかたをした結果モノリスという形にたどり着いた。

予備ではない=ロストナンバーではないネブカドネザルの鍵はすでにゼーレが使用した結果がモノリスである。

と考えました。


するらふんの頭の中

するらふん と申します。 ここではエヴァの考察をメインにさまざまなものを投稿しています。よければ読んでいってください。

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